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#13 痛い指摘も重要なのです(藤田)

#13 痛い指摘も重要なのです(藤田)

  • 11.26
  • 2012

ある日遠野さんが言いました。

「藤田さんはシリアスに向いてませんね」

正直動揺が凄かったですね!ボンクラ物書きと言えどもシリアスしか書いたこと無いです!
って答えたら

「え、葬送カノンの藤田さんが担当したシナリオ、コメディじゃなかったんですか……(真顔)」

……その日はバイトもお休みだったのでお昼からお酒を呑みました。
なみだのしおあじですすみました まる

いや勿論「葬送カノン」の担当シナリオは面白いと自分では思ってますよ?しかし、こう、至近距離から撃ち出されるシンプルな攻撃は堪えますなぁ……飲み屋のマスターに「最近の若いやつは分かってねぇなぁ!」とか言って半日拗ねてました。

しかし考えたんです。どんなに痛い指摘でも悪意ではないのだから、自分のプラスになる要素があるのではないかと。
ですが数日自分の書いたものを読み返してみたり、おススメコメディ物を読んでみたりしたものの、おぼろげに見えるような見えないような状態で見事に煮詰まりまして。そこでスカイプで遠野さんに聞いてみたんです。何故そういう指摘に至ったのか。

正直どんな痛烈な非難や批判が跳んでくるか恐くて身構えてたのですが、色々な資料や実例を元に論理的に、勿論駄目な所も指摘して貰ったのですが目から鱗な内容でして、本当に視界がパッと開いた感じになる説明を丁寧にして頂いて凄く為になりました。聞いてよかった!

葬送カノン制作記の記事ですが、今からそれを全て葬送カノンに反映させると大変な事になるのでやりません。ここでの大きな教訓は耳に痛い事を言われても可能であればその理由を聞いてみるのは大切、って事ですね。悪い所を指摘する方が良い所をほめるより大変じゃないか、とも思いました。全部を正面から受けると自分の良い所を見失う事もあるらしいのですが、行き詰った時には仲間の痛烈なアドバイスを受けてみるのも一つの手です。

今ログを読み返していますが迷走している俺を懇切丁寧に導き、最後には判り易い課題をポップに提示してる遠野さんいい人過ぎる……折角なのでその最後に提示してもらった課題と、遠野さんおススメの基礎ノウハウ本を紹介します。それぐらいしないと浮ばれないぐらいのしっかりアドバイスでしたので、他の方にも参考になれば幸いです。

<遠野さんおススメ!シナリオノウハウ本!>

森博嗣 『小説家という職業』 700円

商業としての小説をどう書くか?を中心に技法や論理を解説している書籍です。地方の書店じゃ見つからなかったので取り寄せ中ですが、森博嗣先生の小説が面白いと感じるなら必読との事。値段も手頃。遠野さん曰く、俺は物語の視点をコントロールするのが雑らしく、この書籍に「視点の使い方にこそ作者の個性が出る重要な部分である」と解説しているそうです。それはほんの一部で他にも色々700円でプロの技法を参考に出来るならお徳!と思います。

『ハリウッド脚本術』 2200円

こちらはちょっとお高いですが、その分解り易く、というより徹底的に合理的な理論で、受け手を喜ばせる物語の創り方を解説してます。昔高くて買いそびれてたんですが、もっと早く買えば良かった!自分みたいに感覚中心で書いてきて行き詰った人は立ち読みで少し読んで見てください。財布が許せばおそらくレジにフラフラと。演劇・映画コーナーにあるかな?有名なので大きな書店なら見つかると思います。値段が高いので立ち読みして合うかあわないかは確認した方が良いです。

<魅力的なヒロインを書く為に!女五人物語作戦!>

魅力的なヒロインを書きたくても、色々書いてるとヒロイン像が似てくるのはよくある事。
そこで習作として「女の子が五人以上出てくる物語」を書いてみましょう。
個性を出したり書き分けるのに苦労するかもしれませんが、五人も出そうとすると自分の知らなかった魅力を発見できる!かも。
けいおん!を連想しても構いませんが読み手にそれが透けて見えたら駄目ですよ。

<おまけ>
「会話に表れる痺れるようなフレーズとは、これを喋ろうと待ちかまえていたものではない。流れの中でふと思いついて自然に出るから輝くのだ」  森博嗣 『小説家という職業』 より

痺れました!

<蛇足>

遠野: ちょっと女性キャラクタに理想を詰め込みすぎじゃないか?
藤田: 女の子はね、みんな、優しくて、可愛くて、いいにおいがして(死んだ目)

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